君の瞳の中に見えた丸くて青い星
就活生はよく電車に乗る。
長い移動時間、私は勉強したり本を読んだりはせず、ただひたすら音楽を聴いています。
思えば中学生の頃から校則違反のウォークマンをブレザーのポケットに入れ、イヤホンを耳に、音楽を聴きながら田舎道を自転車で毎日学校へ通った。(今は絶対やってはいけない)
その時代、年代でよく聴いていた音楽というのは当時の私の気持ちを教えてくれているのではないかなと思います。
山下智久が2014年に発売したアルバム「YOU」。
そこに収録されるなんともタイトルが長い曲。
それが今よく聴いている
「君の瞳の中に見えた丸くて青い星」
作詞作曲は石崎ひゅーいさん。
石崎さんの楽曲は夜間飛行だけ聴いたことがあったんだけど、独特の感性の歌詞だなあって思ってなんとなく受け付けなかった歌手さん。
そんな石崎ひゅーいさんがヤマピーに提供した楽曲です。
この歌はとにかく歌詞が綺麗。
ワンフレーズごとに素直に素敵だなと思う。
応援ソングなんだけど、頑張ろうぜ!みたいな熱い曲ではなくて、そういう体育会系のノリについていけない私でも背中を押してくれる楽曲です。
ちなみにこのアルバムには「今夜が革命前夜」という恐ろしく体育会系な応援ソングも入ってるんだけどあえて私は君の瞳の中に見えた丸くて青い星の感想をつらつらと書きます。今夜が革命前夜もよかったら聞いてね!
まあ、そんなこんなで「君の瞳の中に見えた丸くて青い星」。
こんなに長いタイトルだけどこのフレーズが歌詞に出てくることはありません。
では、タイトルの丸くて青い星とは何なのか。
お察しの通り私たちの住むこの星、地球だと思います。はっきりとは歌詞にはないんだけどね。
この歌はまず、歌い出しがとても綺麗。
君がどこかに落とした トワイライトの彗星
一緒に見つけてあげる だから追い越して 追い越して
孤独が足踏みしてる 時計の針は痛いね
真夜中のオーケストラ 指揮者は君に任せるぜ
ト、トワイライトの彗星…!?
ま、真夜中のオーケストラ…!?
もう出だしからお洒落すぎて溜め息。
ヤマピー本人も言ってたけど「指揮者は君に任せるぜ」ってこの歌詞がお気に入りみたいです。
そして続く歌詞。
今にもわんわん泣き出しそうなその青い瞳は
僕らの住んでいるこの星に似ているような気がする
ファンの方が口を揃えていい!という部分がこの部分。わんわんって部分の歌い方がすごく可愛い。
そしてここで唯一星を匂わせるワードが出てくるんですね。
泣き出しそうだけど泣かない姿ってなんだか健気で勇気をもらえるよね。
からのサビ!
宙を舞ったゴミ袋が 僕には天使に見えるよ
立ち上がって走る君が 僕には未来に見えるよ
うわああああああ!!!きたあああああ!!!!!
宙に舞った?ゴミ袋が?僕には天使に見えるよ??
ヤマピーは物事っていうのは自分の見方次第で世界は変わるっていうワードでこの歌詞を解説していたけど、なんかもうそんな言葉じゃ語りつくせない感性が詰め込まれた歌詞だと思う。
二番のサビもすごくオシャレなんだよね。
風に舞った週刊誌が 世界の終わりを告げても
ふざけあって転げた日を 僕は忘れはしないだろう
ああ、もうなんか泣けてくる!!
美しすぎて泣けてくる!!!
君がタクトを振りかざし 僕らは何度も夜明けを見た
最後らへんの歌詞にこういう部分があるんだけど、私が最近神林長平とかをよく読んでて脳内がSFになってるからバアアアって景色が浮かんでくるのね、SF的な(笑)
そして
いつだってこの胸の中に 君がいるから僕は笑えているんだ
いつだってその胸の中に 僕がいるから振り向かずに行くんだ
この流れ!!!
もう自分でこの記事なんの意味があるんだろう?なんて思いながら書き進めてるけど「君の瞳の中に見えた丸くて青い星」っていう文学的な詩的なタイトルにしっかり応えるこの歌詞。
まさに文系向けの応援ソング。
これにヤマピーの優しい声が絡むんだから間違いなはずがない。余談だけどわたしはヤマピーの落ち着いた話し方がすごく好きだ。
まあ、そんなこんなで空き時間を使ってわたしの好きな歌を語ってみました。
sweetieのみなさんが見たらニワカが知ったように語るな!と思っちゃうかもしれませんが、本当にこの歌が好きでずっと聞いてて我慢できなかったんだもん!
三日に一回くらいヤマピーへの担降りを真剣に考えているけれど、やっぱり内くんが大好きで仕方なくて、掛け持ちって言葉を最近意識し始めたまこぴでした。
なんで公開したんだろ、この記事(笑)