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せつなさだけを 愛する証拠だと思わせないでくれ

内博貴が大好きなヲタクが綴るどうしようもない日記とかレポとか。

最高はひとつじゃない2016SAKURA

内くんがKREVAさんの舞台でラップをするらしい。
その知らせはクリスマスイブにわたしたちのもとに舞い込んだ。

うちくんが??ラップ???

その日のわたしのTwitterにはこんな呟きが残っている。

前半はニュースサイトで見た文章である。
ちょっと内くんを持ち上げすぎている感じは否めないし、確かにライブをやってほしいとは内担はずっと言っているけど「シーンへの復活」とまでは言っていない。

まあ、そんなこんなで不安と期待に胸を膨らませながら、わたしは最高はひとつじゃない2016(以下、ウチクレバ※公式がそう呼んでいる )の東京公演を3回観劇してきた感想をつらつらと綴ろうと思います。

なお、あらすじはKREVAの新しい音楽劇 最高はひとつじゃないでご確認ください。

ちなみに完全にネタバレになるのですが内くんは桜の妖精…ではないのですが、ソメイヨシノ役(以下、ヨシノくん)です。ソメイヨシノは自然に増えず、接ぎ木などで増やしていく、いわばクローンのような存在。花見をする人々を見下ろしながら「ただ騒ぎたいだけの人」「桜なら何でもいい、なんなら僕じゃなくたっていい」「綺麗だね、儚いねで終わりの無駄に散るだけの存在」と自分を卑下する青年としてソメイヨシノは描かれています。
また、主要キャラ達は遺伝子的にヨシノくんと繋がりのある桜として登場し、時に厳しく、時に優しくヨシノくんの背中を押してくれます。

ちなみに飾らない枯れ木の物語近藤勇咲かないつぼみの物語日蓮実のならない花の物語武田信玄と勝頼のお話です。

このみっつのストーリーがオムニバス形式で展開されるんだけど、出演者がKREVAさんをはじめ、小西真奈美さん、ブラザートムさん、綿引さやかさん、元AKBの増田有華さん、ラッパーのAKLOさんにMummy-Dさん…なんだかすごく豪華で多種多彩!
そしてとにかく歌う歌う!さすが音楽劇!セリフも後で調べたらKREVAさんのリリックが散りばめられていて、舞台用に作った曲じゃないのに何故かKREVAさんの楽曲がストーリーにマッチしていて不思議!
なにより劇場なのに、舞台なのに、立つし手上げるし歌うし…なにこれ、本当に(笑)
立つとかは事前にTwitterのレポで見かけて知っていたけどまさか本当に立つなんて、歌うなんて、手を高く上げるなんて…こんなの初体験!が詰まっていました。

あとね、台本売ってる舞台も初めてだった(笑)
軽く読んでみたけどブラザートムさんのセリフ、アドリブ多すぎ\(^o^)/あんなの突然ぶっこまれる出演者さんすごすぎ\(^o^)/内くんも集中してるって言ってたもんね(笑)そしてさすがトムさん!

まあ、そんなこんなで?前置きが長くなりましたがざっくり備忘録のような感想をだらだら書きます。

ちなみにチケット代、9500円なんだけど本当に安いと思う!


まず書いておきたいのは内くんのラップについて。
事前の取材では3点とか2点とか言ってたけど普通に良かった!
悲しいことに幕間に私の前の席の子が「内くんラップ下手すぎ!滑舌悪すぎて何言ってるか分からない!」とか言ってたんだけど、ゴメンナサイ、わたしは本物ラッパーの方も何言ってるか分からないですm(__)mでもまぁそんな中で内くんらしさを出して歌えていたかな、と思います。音楽劇だから音楽はセリフのようなもの。その観点で言えば伝えたいものは伝わっていたかな、と。
NO NO NOとか内くんに提供してくれた楽曲!?ってくらいハマってた!手をバッテンにする振り付け可愛すぎて萌えるし、「君の"内"側」でノリノリな内くんマジアイドル。
私はラップには詳しくないのですが、全然有りだな、と思いました。

あとはね、歌全般についてなんだけど演者さんたちの個性が出ててすごくよかった!しかもみんな超上手!その中で内くんの甘い歌声はヨシノくんの気持ちを乗せていて、切なくも明るく、桜らしい儚さがあったんじゃないかな。

演技についてはね、本当に何度も言うんだけど今回は何気ないセリフが本当に良かった!!特にお気に入りは二幕の最初、隣に座る武士たちにさえ自分が見えていないことに対してなんとも思わないのかよ?と問われた際の興味なさ気な「うん」、近藤さんとふざけ合ったあと「つまらないですか?」と問われた際の清々しい表情での「いーえ」。彼は今内博貴ではなくヨシノくんとして生きているのだと心から感じました。
あとMummy-Dさんもおっしゃってましたが、信玄と勝頼のハグは胸が熱くなりました。あの瞬間、ふたりは本物の親子なんだと思います。
勝頼といえば父さんの願いを叶えるため、自分を認めてもらうために周りを寄せ付けない様子から、家臣へ心を開くまでの道のりも良かったなぁ。マツ姫の「写し鏡だよ」というセリフも印象深い。自分が嫌っているから周りからも嫌われる、自分が認めないから周りも認めてくれない。覚えておこうと思いました。
「僕は十分に慎重です」ってところは内くんお得意の少し狂気に染まった演技で、今までの経験が活きていると感じたし、殺陣なんて本当に過去の舞台が活きているよね!腰を低く落として、少し眉間にしわを寄せてオスの表情をする内くんには色気さえも感じました。あの今までの可愛らしい仕草が嘘みたいに男になるよね、あのシーン!!内股で座ってたくせに!!!すごく色っぽかったです。
撤退シーンはわたしかなり泣いちゃってもはや記憶が薄れてるんだけど(笑)、内くんの涙には嘘がない。いつでも全力で、本当に泣いていて、だからこそ心に響く。いつまでもこういう演技をして欲しい。ということはいつまでも罪や過去に縛られて大切なものを失わないといけないのか、内くん…(笑)
弱さの演技に定評のある内くんになりつつありますね。

あとねー、彼の声はズルいよね(笑)弱々しくも甘くも色っぽくも男らしくも聴こえる声。後輩からはイケボと呼ばれているそうですがもはや次元が違う。声優の仕事来て欲しいですね、もう乙女ゲームでもいいです。課金しまくってボイス手に入れるから。ビジュアルを活かしたお仕事もいいけど、声を活かしたお仕事が来ると嬉しいなぁ。


最後にストーリーについて。
私事だけど春から社会人になって上京して一人暮らしを始めて、最初に観に行った舞台がこの「最高はひとつじゃない2016」でした。私が住んでいた関西ではまだ桜は咲いていなかったんだけど、こっちに来たらもう満開で。ああ、違う土地に来たのだと感じました。そんな心境(どんな心境)で見たウチクレバ。
桜が散る、咲かない、実のならない、枯れ木…とネガティブな言葉が多いように感じるかもしれませんが、桜という花は咲いていない期間のほうが多い。そのときにいかに強く根を張るか、その木々の隙間からいかに空を映すか。それすらも美しさなんです。
トムさんのセリフに「なんもないときが一番」というものがあるのですが、本当にその通りで。そのときは気づかないんだけど、なんでもないときにこそわたしたちは心から生きているのだと思います。「人間っていうのは自分が咲いているときは気づかない」とかね、ああそうだよなぁなんて思いつつ。
辛い時悲しい時、ふと立ち止まり見上げると視界に広がる桜の花。だけど桜の花はいつか必ず散り、その枝の隙間から空が見える。そうしたらまた歩き出せばいい。僕は必ず散るから。ヨシノくんのそんな言葉にふと目頭が熱くなりました。
人間っていうのは周りはよく見えるのに自分のことはなんにも見えない。
わたしはわりと「クレナイ人間」で私は頑張っているのに周りが認めてくれない、評価してくれない、褒めてくれない…なんて考えがちなのに、周りのことは認めてあげない、評価してあげない、褒めてあげない…まさに自分のことしか見ていない人間でした。
だけど、わたしが周りにそれをすれば。まわりまわっていつか自分のもとに返ってくる。それを忘れずに生きていこうと思います。


大空を羽ばたくような毎日を過ごせますように

昨日以上の今日 今日以上の明日へ

僕は少しだけ前に進むための花なんだ

何も恐れずに立ち止まればいい 大丈夫 僕は必ず散るから


この優しい言葉たちを胸に、桜の咲いていた新しい土地で頑張ろうと思います。




「人に愛されて生きる花」


内くんもまさにそういう存在だよね。
ファンに愛されて生きる人。
人に支えられて輝ける人。
一人じゃ輝きを届けられない人。

だけど、わたしたちはその輝きを見たくて、内くんを応援し続ける。

たくさんアイドルはいるけれど、わたしは内くんを選んで、内くんだから好き。


このヨシノくんがハマり役だったのはそういうところもあるんじゃないかな?
それともそう思わせてくれたのは、役を自分に寄せる内くんの力?


とにかく、最高はひとつじゃないらしいけど、内くんはやっぱり最高でした。



今まで経験したことないような音楽劇「最高はひとつじゃない2016」

もしも再演があるようならば、行けるなら絶対行っとけ!と皆さんにお勧めしたいです。


なんだかまとまりなくてすみません。


出演者、スタッフの皆さん、最高をありがとうございました。