せつなさだけを 愛する証拠だと思わせないでくれ

内博貴が大好きなヲタクが綴るどうしようもない日記とかレポとか。

今此処に君が在るということ

さよならはいつも、突然だ。
永遠を約束してくれる確かなものなんてないことを知っていたはずだし、彼らが表舞台で見せている姿は少なからず商品という一面があることも理解してきた。

私は内博貴のファンで、田口くんのファンではない。今回の田口くんがKAT-TUN脱退、事務所を退所することに関しては外野だ。
しかし彼は内くんの友達で、大好きな内くんを構成する一部だと勝手に思っている。あと、私の家には田口くんのうちわが2枚とKAT-TUNのCDが数枚ある。この金額ぶんくらい考えることを許して欲しい。

この出来事を自ユニ、自担に寄せることは不謹慎だと誰かが言っていたけど、残念ながら私は田口くんに対して怒りも悲しみもまだ抱いていない。あるのはグループの未来に対する不安と、残されたメンバーの抱える途方もないやるせない気持ちへの心配。そして自担の未来にもいつかこんな日が来るんじゃないかという焦りにも似た感情。

今のこの気持ちを取り留めもなく、思いつくままに文字にしようと思う。


私は内くんが不祥事を起こし、謹慎になった時今ほど彼を愛していなかった。多分担当とも呼んでいなかった。だから私はなにか大変なことが起こったという漠然とした驚きしか覚えていない。
いつからだろう。ふと昔の映像を見返した時に内くんの笑顔にとても癒やされるようになった。周りから愛され、愛されるために生まれてきたかのように笑う彼の美しさに夢中になった。そして気が付いた。
わたし、この人のことが好きだったんだ。
それから10年。私は内くん以外を担当と呼んだことがない。

この時内くんの未来については何も決まっていなかったし、芸能界に帰ってきてくれるかどうかさえ分からなかった。そもそも、戻る可能性があるのかどうかも。
それなのに私は彼が必ずいつかまたステージに立つことを信じて疑わなかった。
そして彼は戻ってきた。

アイドルとは、こういうものなんだと思った。(もちろんあの時は泣いたし、復活コンなんて今思い出しても感慨深い)

ただ、彼の後に未成年で不祥事を起こした所属タレントで戻ってきた人はいない。復帰は奇跡だった。今思うと内くんは過去グループではツートップと呼ばれるような人気の持ち主で、グループのファンからも、メンバーからも復帰を強く望まれていたから戻ることが出来たのかもしれないけれど。(他の人がそうではないと言いたいわけではない)

それから長い年月が経った今、彼が突然いなくなるなんてことを考えること自体が少なくなった。そこにいてくれることが当たり前だと思った。
だって彼はあの事件を乗り越え、共に歩むと決めた仲間が退所してもそこで輝き続けてくれているんだから。

でも今回、KAT-TUNの、あの田口くんがいなくなるなんて。
あれだけグループを愛して、ニコニコしていた田口くんが辞めるなんて。
そもそもミリオンヒットを飛ばしたあのKAT-TUNのメンバーで、色々つらいことを乗り越えて、これからなんだって時に、なんの前触れもなく、理由も分からずに。
信じられないし、今でも嘘だと思っている。

正直、内くんの友達である田口くんが辞めることで彼に何か影響を与えないか不安で仕方がない。
そういう道があることを、教えて欲しくなかったし、知りたくなかった。

これから私は春が近くなるとずっと怯えるようになるだろう。契約更新に、ちゃんと内くんがサインをしてくれるのか。
別れも言えないままサヨナラする日が来るんじゃないのか。
そうなったら私は一体何を心の支えに生きていけばいいのか。(本当に、大袈裟でなく)

あの謹慎中も内くんは契約更新に同意をして、サインをしてくれたんだと思うと、私は彼にただひたすらに感謝を伝えたい。
アイドルを支えてるのはファンなのに、むしろこっちがお礼を言われたいくらいの立場なのに、私はひたすらに彼に感謝を伝え続けたい。そう思う。

アイドルとファンはとてつもなくおかしな関係だ。両方がいないと成立しないのに、どちらの思いも一方通行で。交わっているようで交わらない、決して対等ではない関係。だけど私はアイドルを、内くんを愛してやまない。
だからどうか内くん、辞めないで。いつまでもそこで輝き続けて。お願いだから、もう普通に生きる道を選ばないで。
こんな残酷なお願いをするのは胸が痛いけれど、何があっても応援する、どんな未来でも内くんが決めたことならついていく。もうそんなこと言えないくらい、田口くんからショックを受けた。お願いだから、アイドルを全うし続けて。

内くんが復活コンで歌った「今、此処に」。

「今、此処に 君が そう 在るということ それは奇跡と呼べるんだ」

この歌詞がひどく重い。

私はやっぱりどれだけ理不尽でも、内くんがアイドルとして輝く未来しか描きたくない。
奇跡じゃなくて、当たり前にそこにいて欲しい。
そのお願いがある日叶わなくなる可能性に気が付いて、私は今とても焦っている。


あの時私が田口くんから受けたものは、衝撃。
こんなこと外野の私が言うのは申し訳ないんだけど、なんだか辛い。

尻切れトンボでごめんなさい。